近畿地方整備局奈良国道事務所は、簡易公募型プロポーザル「奈良県内道路網調査業務」について、建設技術研究所（大阪市中央区道修町）と１３２０万円込（予定価格と同額）で契約を締結して業務を委託した。
　業務は、名阪国道（天理ＩＣ～針ＩＣ間）における過年度の大規模更新・修繕とルート・構造に係る検討の整理を行い、概要版の作成を行うもの。また、奈良県西和地域において一般国道２５号における慢性的な渋滞を改善するため、過年度に長期対策として検討した各ルート・構造案に関する問題点と地域への影響・コスト等を定量的に整理して改善案の検討を行う。短期対策について各交差点での現状の交通課題を整理し、課題箇所における対策案を検討する。
業務場所は奈良市大宮町３丁目５番１１号（奈良国道事務所）。主な業務内容は▽名阪国道＝①過年度検討資料の収集・整理１式②検討結果とりまとめ資料作成１式▽奈良県西和地域＝①交通課題の整理及び対策案の検討１式②各ルート・構造案の改善案の検討１式▽関係機関等協議資料作成１式。委託期間１２月２６日。
　技術提案書の提出希望 者を公募したところ、申請期間内に３９者から入札説明書等のダウンロード がなされ、３者から参加表明書の提出があり、参加資格を有するその３者を技術提案書の提出者として選定し、 提出された参加表明書と技術提案書を評価した結果、建設技術研究所の提案が１０３・５点満点中９８・５点で他者に比べて総合的に優れており、適切な提案と認められたため契約の相手方としたもの。他の提案者はエイト日本技術開発、パシフィックコンサルタンツ。