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県道路建設課 新規公表は4ヵ所 供用予定の道路・街路事業 上池原下桑原線深瀬工区など

2025.9.5 県土マネジメント部

 奈良県県土マネジメント部道路建設課は、『奈良県道路整備基本計画』の「供用目標の宣言」に基づき、供用の見通しが得られた道路・街路事業について公表した。国道25号小倉~針工区や上池原下桑原線深瀬工区など4路線が新規供用を開始する。
また、国道169号高取バイパスについては、過年度に令和7年度完成供用を公表していたが、法面脆弱箇所の法面対策に不測の日数を要することから8年度完成供用に変更した。9年度については現時点において供用の見通しが得られた箇所はない。
 事業の透明性の向上や周辺まちづくりの促進などの早期効果発現を図るため、道路・街路事業のうち、完成に向けた事業実施環境が整い、今後、供用が見込まれる箇所(部分供用箇所を含む)を明らかにしたもの。問い合わせ先は事業第二係(電話0742―27―7498)。今年度新たに公表したのは11ヵ所(過年度に公表済10ヵ所)。新規公表分は次の通り。
 【7年度供用予定】
▽国道25号小倉~針工区(奈良市小倉町~針町)=事業延長1500㍍幅員9・75㍍(2車線、片側歩道)の部分供用予定(中央部)延長120㍍(東側250㍍が供用済、西側1130㍍は未改良)。小倉地区における幅員が狭く自動車の対向が困難であり、都祁小学校の通学路に指定されていることから現道を拡幅し、歩道を設置することにより円滑な交通の確保と通学児童等の安全確保を図る。
▽国道425号重里~迫西川工区(Ⅱ―14工区)(十津川村小坪瀬)=事業延長19㍍幅員5㍍(1・5車線)の完成供用予定延長19㍍。小坪瀬地区における幅員が狭く見通しが悪い箇所を拡幅することにより安全でスムーズな通行が確保され、小坪瀬地区等の沿道の集落から平谷地区及び十津川村役場へのアクセス向上を図る。
 【8年度供用予定】
▽笠天理線下二興工区(天理市下仁興町)=事業延長800㍍幅員5㍍(1・5車線)の完成供用予定延長76㍍(南側)。下二興地区における幅員が狭く対向が困難な箇所を拡幅することにより安全でスムーズな通行が確保され、災害時における迅速な避難・救助活動の確保を図る。
▽上池原下桑原線深瀬工区(下北山村上桑原)=事業延長400㍍幅員7㍍(2車線)の完成供用予定延長400㍍。現道区間は幅員狭隘で緊急車両等の通行に支障をきたしており、バイパス整備を行うことにより下北山村役場へのアクセス性の向上や災害時の迅速な避難・救助活動の確保を図る。

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