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県奈良公園室 配置等見直しと設計 若草山山頂駐車場再整備等 山頂トイレ洋式化等や授乳施設新設も

2025.8.7 県観光局

 奈良県観光局奈良公園室は、若草山の山頂駐車場において、こどもや子育て世帯にやさしい公園機能の拡充を目的にバリアフリー対応に配慮し、すべての利用者が安全かつ快適に通行・利用できるよう、駐車場の配置等の見直し及び実施設計を行う。また、駐車場の整備に合わせて、老朽化した山頂トイレにおいてトイレの洋式化及びベビーカーや車いすを使用する方が使いやすいトイレへと更新するための設計等と、若草山麓において新規授乳施設の規格選定及び設計等を行う。
 県建設産業課で一般競争入札「若草山山頂駐車場再整備等実施設計業務委託(奈良公園環境改善事業(社会資本)他)第209―委―1号」を9月1日に開札して業務を委託する。業務場所は奈良市春日野町他。委託期間8年6月30日。予定価格2475万円込、調査基準価格1987万7000円込。担当は奈良公園整備係(電話0742―27―8036)。
 若草山山頂トイレは令和6年度に実施した「奈良公園山間部トイレ再整備基本計画策定業務委託」において、県民や観光客の利便性・快適性向上を目的に、若草山及び春日山原始林にある公園トイレの再整備について検討し、改善に向けた検討結果をとりまとめたことから、更新に向けた検討と基本設計、既存若草山山頂トイレ撤去の実施設計を行う。
 若草山麓授乳施設は
6年度に実施した「奈良公園授乳施設配置検討業務」において、奈良公園内で利用できる授乳施設を把握し、整備が必要となるエリアの選定及び改善に向けた検討結果をとりまとめたことから、選定したエリアのうち整備優先度の高い若草山麓南ゲート付近において、新規授乳施設の規模選定及び基本設計を行う。
 両施設とも検討結果に伴い必要な数量計算と概算工事費の算出を行う。
 若草山山頂駐車場は老朽化が進んでおり、バリアフリー化がされていないのが現状。業務では、駐車場内の配置を見直してバリアフリー対応にすることで、すべての利用者が安全かつ快適に通行・利用できるようにすることを目的とする。
業務対象区域は奈良市春日野町の若草山山頂駐車場(0・31㌶)他。業務対象箇所を踏査し、対象施設の規模(インフラ・浄化槽・機器設備等)、建築条件、敷地境界線等及び現状の課題等を把握し、実施設計の際に必要な情報を収集したうえで次の業務を行う。
 ▽駐車場内のバリアフリー化に向けた検討=現地踏査結果を踏まえ①駐車場内で車両及び歩行者の移動動線②駐車場全体の配置③駐車場内で歩行者用スペースやおもいやり駐車スペースの確保④駐車場及び更新するトイレに必要なインフラ―に留意して駐車場内の配置を見直し、歩行者動線確保と身障者駐車マスやおもいやり駐車マスなどバリアフリー対応に向けた検討を行う。
▽基本設計=関係機関協議に必要な資料及び設計図の作成を行い、関係機関との協議を行ったうえで基本設計を作成する。
▽実施設計=①実施設計の検討(基本設計を元に施工条件・仮設トイレを含む仮設計画・撤去計画・工程計画等を検討し、新設・改修すべき施設の配置・形状・構造と数量及び施工手順についてとりまとめる)②実施設計図面(配置図・現況図・実施設計平面図・施工計画図・仮設トイレを含む仮設計画図)の作成。
▽工事仕様書の作成。
▽数量計算・概算工事費の算出。

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