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県公園企画課 馬見丘陵公園賑わい創出と維持管理 8月22日まで調査票受付 民活導入サウンディング型市場調査 Park―PFIや指定管理を検討
2025.8.1 県地域デザイン推進局
奈良県県土マネジメント部まちづくり推進局公園企画課は、県営馬見丘陵公園への民間活力導入に当たっての課題や民間事業者の皆様の参画意向等を把握するため、民間活力事業に関する意見や提案を求めるサウンディング型市場調査を実施している。 対象者は馬見丘陵公園の管理運営に対して主体的に関わることを検討する法人格を持つ民間事業者(NPO法人その他の団体を含む)またはそのグループで、アンケート調査票を8月22日まで受け付ける。
事業者の意見を求める事項は▽馬見丘陵公園について=馬見丘陵公園周辺の賑わいづくりに活かせる資源や馬見丘陵公園の魅力等▽民間活力事業について= 実施実績のある事業手法と事業参画の可能性等▽事業内容について= 事業手法について当該事業において想定する事業内容と事業展開の希望場所等▽トライアル・サウンディングについて=参入の可能性や条件・内容・期間等▽その他。
調査の結果を踏まえ、馬見丘陵公園での民間活力導入事業の実施に向けて事業の実現性や収益性などを確認するため、トライアル・サウンディングを実施する予定。令和8年1月~3月頃にトライアル事業の提案募集→審査→使用許可、8年4月からトライアルを開始する。
県営馬見丘陵公園の賑わい創出と維持管理のための財源確保を図ることから、公募設置管理制度(Park―PFI)や指定管理(イベントなどのソフト事業の実施を含む)の民間活力を活用した事業等の導入を検討するため、サウンディング型市場調査は7年度に民間活力導入に当たっての課題や民間事業者の参画意向等を整理して事業の実施可能性について評価するもの。
業務は、一般競争入札「令和7年度馬見丘陵公園民間活力導入可能性調査業務委託」により日本工営都市空間奈良事務所(奈良市西大寺赤田町1丁目2番13号)に委託して進めている。業務場所は河合町及び広陵町の県営馬見丘陵公園。委託期間8年3月19日。問い合わせ先は総務企画係(電話0742―27―7517)。業務内容は次の通り。
【計画準備】
業務の目的・趣旨を把握・理解したうえで業務計画書を作成する。
【市場調査】
民間活力事業に関して民間事業者の意向を調査する。
▽検討資料の作成=民間事業者が馬見丘陵公園での民間活力事業の実施を検討するのに参考となる資料を作成する。馬見丘陵公園全体の概要とともに、馬見丘陵公園の各エリアの図面とその特徴(地形、人流の状況及び法規制などの情報を含む)を記載する。
▽ヒアリング調査の実施=馬見丘陵公園での民間活力事業の実施の可能性のある民間事業者を発掘し、ヒアリング調査を実施する。ヒアリング調査に先立って質問項目①民間活力事業の手法②展開する事業内容(事業規模や想定利用者数などを含む)③事業実施に係る条件(出店場所、事業期間、管理・運営方法、官民費用負担等を含む)④収益見込み⑤事業の試行(トライアル)に関する意向(内容や条件等を含む)―などを記載したヒアリングシートの案を作成する。なお、ヒアリングを実施する民間事業者の数は金融機関5者以上、商業事業者30者以上、指定管理事業者15者以上、その他(イベント事業者等)10者以上とする。また、県が希望する場合にヒアリングに職員を同行させる。
▽報告書の作成=ヒアリング結果について全体的な傾向と各事業者の意向をとりまとめた報告書を作成する。
【事業の試行(トライアル)の募集】
民間事業者によるトライアル(民間事業者が馬見丘陵公園での民間活力事業の実施に向けて事業の実現性や収益性などを検証するために必要な事業の試行)を募集するための要項を作成し、実際の募集業務を支援として対象となる民間事業者への周知や働きかけと応募書類の整理や内容の確認などを実施する。
【その他の民間活力導入手法の検討】
Park―PFIや指定管理以外の民間活力導入手法(公園施設管理許可、ネーミングライツ等)について先行事例を収集し、馬見丘陵公園での実施可能性を検討する。
【報告書の作成】
業務で得られた結果を整理し、とりまとめた報告書を作成する。