一般記事
7年度に概略設計 国道165号道路ネットワーク検討 桜井市脇本~宇陀市室生三本松間 約20㌔㍍を対象に広域道路網を
2025.6.17 県宇陀土木事務所
奈良県宇陀土木事務所は、一般国道165号にうち桜井市脇本~宇陀市室生三本松間の約20㌔㍍について、令和7年度に道路ネットワークを検討して概略設計を行う。一般国道165号は、道路交通計画において一般広域道路「中和津道路」として広域道路ネットワークに位置付けされている路線。
一般競争入札「一般国道165号道路ネットワーク検討調査業務委託(道路改良事業等基礎調査費)第55―委1号」を6月26日に開札して業務を委託することにしている。
業務場所は宇陀市室生三本松他。業務概要は道路概略設計1式。委託期間8年3月27日。予定価格2206万6000円込、調査基準価格1772万1000円込。県庁の担当は県土マネジメント部道路建設課企画係(電話0742―27―7495)。
一般国道165号において過年度に実施した道路現況調査検討業務委託(道路改良事業等基礎調査費)他を踏まえ、現道状況を整理した道路カルテを作成するとともに、課題解決を目的とした道路ネットワークの概略的な検討を行う。業務内容は次の通り。
【計画準備】
業務の目的・主旨を理解したうえで、業務内容を確認し、業務計画書を作成して提出する。
【現地踏査】
一般国道165号桜井市脇本~宇陀市室生三本松間の約20㌔㍍及びその周辺道路における現地踏査を行う。
【評価カルテの作成】
過年度業務及び現地踏査結果を踏まえ、検討対象区間約20㌔㍍における現況道路カルテを作成する。とりまとめ方法(項目・分割区間)については県と協議して決定する。
【道路ネットワークの検討】
▽設計条件の整理=道路の設計条件及びコントロールポイントを整理する。
▽道路概略設計=課題解決に必要な道路ネットワーク(約20㌔㍍を想定)については施工性・経済性・維持管理・走行性・安全性及び環境等の総合的な比較検討を行い、実現可能な平面線形・縦断線形(1/5000地形図ベース)を作成し、必要となる主要構造物(トンネル・橋梁等)や交差する道路を考慮して計画する。また、概算工事費を算出する。
【照査】
基本情報の決定に際して現地状況の他、基本情報の収集を行い、その内容が適切か精査する。
【報告書作成】
作成した資料を整理してとりまとめ、報告書を作成する。