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下水道マネジメント課 7年度内に改定へ 流域下水道事業「経営戦略」
2025.6.3 県土マネジメント部
奈良県県土マネジメント部下水道マネジメント課は、県の流域下水道事業における経営の安定化及び持続的な下水道サービスの実現のため、総務省から要請されている投資・財政計画を含む「経営戦略」を令和7年度内に改定する。
一般競争入札「奈良県流域下水道事業における経営戦略改定支援業務」を6月16日に開札して業務を委託する。業務場所は奈良市登大路町30番地の県下水道マネジメント課。業務は県の流域下水道事業における経営の安定化、持続的な下水道サービスの実現のため、投資・財政計画を含む「経営戦略」の改定を支援するもの。委託期間8年3月25日。業務内容は次の通り。
【投資財政計画の作成】
▽下水道事業経営状況の確認・助言=県が整理した過年度における下水道事業の整備状況や財務状況等について確認し、専門的見地からの助言を行う。
▽課題への対応方針に対する助言=把握した下水道事業の現状をもとに、委託者において課題を確認・整理し、課題への対処方針を検討するための適宜助言を行う。
▽投資・財政計画の作成=以上を踏まえて現行の「奈良県流域下水道事業経営計画(3年3月策定)」中の29ページから39ページまでの更新を行い、計画期間内(8年度~17年度)の投資・財政計画を作成し、エクセル若しくはワードデータで提供する。なお、作成の根拠として作成した人口推移・流入水量・処理水量・有収水量等の情報もエクセルデータで提供する。
▽投資・財政計画の長期見込みの作成=以上を踏まえて処理区別の長期(8年度~57年度)の収支見通しを作成し、エクセルデータで別途提供すること。現行の経営計画中の30ページから31ページの区分に基づいた表と32ページの各項目の考え方の表を処理区別に作成する。なお、作成の根拠として作成した人口推移・流入水量・処理水量・有収水量等の情報もエクセルデータで提供する。算定に当たり必要となる固定資産の耐用年数及び国庫補助金の受入見込額等については、委託者にヒアリングして適切な設定を行う。
▽投資・財政計画の国庫状況別パターンの作成=作成した投資・財政計画とは別途、今後国庫補助金が増加していくパターンと減少していくパターンの投資・財政計画を作成する。現行の経営計画中の41、42、45、46ページの区分に基づいた表を作成する。
【庁内・議会・県民への説明に対する支援】
作成した経営戦略素案を庁内・議会・県民へ説明後にHP等で公開(8年3月予定)する。その公開までの過程の中で生じた質問・相談等に対して適宜助言を行う。なお、質問・相談等の結果、資料の修正が必要となった場合にはデータ修正またはデータ修正方法の助言を行う。
【報告書作成】
業務報告書として打ち合わせ議事録等の電子データを作成して取りまとめる。