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新所長 多岐に亘る業務に「チームワークで」
2025.5.20 県郡山土木事務所
15年振り2回目の郡山土木事務所勤務。前回は旧事務所だった。「人々の生活を便利にして喜ばれる目立つものから、老朽化対策等どちらかと言えば地味なやって当たり前と思われるもの、許認可業務や契約業務と多岐に亘る」土木事務所の日常業務に加え災害や事故等さまざまなことが起こる。一人ではできないことも「チームワークを大切に事務所の皆と一緒に」業務に取り組む。
道路事業では城廻り線の踏切部アンダーパス化、国道168号小平尾バイパス、椿井王寺線等の道路改良を含め、橋梁や舗装など管理する施設の老朽化対策、河川改修事業は水害からの地域の安全度を向上させるべく富雄川、地蔵院川、竜田川の治水対策を「管内の市町とも連携を図って進めていく」とし、また、土砂災害特別危険区域が500以上あり「一度にすべてはできないので要介護施設や避難所を中心に着実に実施していければ」と思っている。
砂防課時代には平成16年に大塔村宇井地区で地すべりによる道路災害、奈良公園室では基本戦略の策定と県庁東棟にコンビニとカフェの公募、道路保全課では赴任時に下北山村上池原での大規模な崩土による国道169号通行止めや助人トンネルの事故などを経験。そのすべてにおいて「良い上司や仲間に恵まれて乗り切ることができた」と振り返る。
趣味はソフトボール。県の土木技術職員を中心に構成するチームで奈良市のリーグ戦に参戦している。「体力の衰えを感じていますが、体に鞭を打って頑張っている」そうだ。奥様と長男、大学生の長女と奈良市尼辻在住。昭和42年1月30日桜井市生まれの58歳。
【略歴】平成3年近畿大学工学部土木工学科卒、県庁へ入庁し土木部計画課配属、7年奈良土木事務所、11年吉野土木事務所工務第3課、14年土木部砂防課、18年郡山土木事務所、22年まちづくり推進局公園緑地課奈良公園グループ調整員、23年組織改編により奈良公園室奈良公園整備係長、24年奈良公園整備第1係長、26年奈良公園事務所整備課長、29年幹線街路整備事務所建設課長、31年宇陀土木事務所主幹、令和2年県土マネジメント部道路保全課主幹、5年宇陀土木事務所長、7年現職。(吹上)