一般記事

新所長 「魅力的な地域へ対話と一体感」

2025.5.13 県宇陀土木事務所

 美しい自然と豊かな歴史文化が共存する、魅力的な宇陀地域の貴重な資源を守りながら「住民の安心・安全を確保する土木行政の重要性」を感じ「経験を生かしつつ職員一人ひとりの知識や経験を尊重し、一丸となって業務に取り組みたい」。
 これは、桜井土木の時に橿原神宮東口停車場飛鳥線の開通に事務所総出で携わりチームワークの大切さを実感したことが大きいのだろう「この時の打上げも忘れられない」そう。道路建設課では「停滞していた事業が前向きに真摯に地元の方々と話合いを重ねることで交渉が進展したことも印象深い」と振り返る。
 河川整備課の係長時代には、紀伊半島大水害の復旧工事において「国土交通省の本省と幾度も協議した経験が自らの技術力の向上に繋がった」そうだ。また、広域水道センターでは「当り前のことを当り前にする」ことの凄さを学んだ。
 県初の地下バイパス河川として整備している町並川は「今年度に最終工事を発注して来年の出水期までの完了」をめざす。新規事業化された上笠間八幡名張線(室生上笠間工区)は「関係機関や地域の人たちと協力しながら着工へ準備を進める」とし、土砂災害から人命と財産を守るため「道路災害防除・砂防・急傾斜地対策の事業を通じて災害に強いまちづくりを推進する」と力強い。
趣味は若い頃にバスケットボールや自転車レースに打ち込み、高校生の時にはわかくさ国体に出場した。最近は自転車でツーリングしたり、山歩きで大峯奥駈道に挑戦している。座右の銘は『現場百回』で「図面や報告書では見えないことが現場にはたくさんある」と言う。奥様と長女・次女と橿原市在住。昭和41年4月19日橿原市生まれの59歳。
 【略歴】平成2年金沢大学工学部土木建設工学科卒、県庁へ入庁し桜井土木事務所配属、6年下水道課、8年高田土木事務所、11年五條土木事務所、14年奈良土木事務所、17年都市計画課、20年道路建設課、23年桜井土木事務所計画調整課調整員、26年河川整備課河川整備係長、29年吉野土木事務所工務2課長、31年技術管理課課長補佐、令和2年技術管理課主幹、3年河川整備課主幹、5年水道局広域水道センター所長、7年現職。

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