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県公園企画課 PFI事業で発注支援 まほろば健康パークインクルーシブ 8年度に運営、9年度にDBを選定
2025.5.8 県地域デザイン推進局
奈良県県土マネジメント部まちづくり推進局公園企画課は、一般競争入札「まほろば健康パークアドバイザリー業務委託(補助都市計画公園事業(社会資本))第1―40―A3―委―1号」を6月2日に開札して業務を委託する。業務場所は大和郡山市額田部南町、川西町下永。業務は①実施方針の公表に係る資料作成等②管理運営事業者選定に係る募集資料作成等③設計工事事業者選定に係る募集資料作成等④契約締結に係る資料作成等。委託期間10年3月24日。
令和7年3月に策定の「まほろば健康パーク基本計画」に基づいて事業手法は運営先行型PFI方式を採用することから、PFI事業に伴う実施方針の公表から事業者選定(2回)や契約の締結までに必要となる各種資料の作成・支援を行う。担当は都市公園係(電話0742―27―8069)。 三井共同建設コンサルタント奈良営業所(奈良市大宮町3―2―50)に委託して策定した基本計画は、「奈良県こども・子育て推進本部会議(令和5年7月)」での「障害の有無にかかわらず楽しく安全に遊べる場所(公園)が少ない」という意見を踏まえ、5年12月に「まほろば健康パークにおけるインクルーシブ機能検討委員会」を設置し、6年2月~11月に合計5回開催された内容に基づき、整備方針及び維持管理・運営に係る基本的な考え方をとりまとめたもの。 新設エリアの主なものは交流エリア3・3㌶(駐車場E含む)▽大屋根エリア3・2㌶(駐車場A・B含む)▽プレイパークエリア1・6㌶▽アウトドア・樹林エリア5・7㌶(駐車場C・D含む)▽動線(エントランス・プロムナード含む)。既存エリアでは施設の更新(テニスコート約800平方㍍改修)とバリアフリー化を行う。
12年秋の開業をめざして7年度に基本設計を行い、8年度には民間事業者(運営事業者を先行)を選定(設計と建設を担うPFI事業者選定は9年度)、9年度から民間事業者による設計・工事・運営等に充てる。アドバイザリー業務の内容は次の通り。
▽計画準備(令和7年度)=業務の目的・主旨を把握したうえで、設計図書に示す業務内容を確認して業務計画書を作成する。
▽実施方針の作成(7年度)=①まほろば健康パークの運営先行PFI事業として実施するための実施方針と民間事業者との個別対話を行ったうえで管理運営と設計建設の双方要求水準書(案)を作成する②実施方針等の公表に係る支援③実施方針等に対する質疑への対応、回答書の作成、民間事業者との個別対話。
▽特定事業の選定支援(7年度)=①概算事業費の精査及び再算定②VFMの精査と再算定③PFI法に基づく特定事業の選定に関する公表文書(案)の作成。
▽管理運営事業者選定(7年度)=①募集資料(入札説明書、要求水準書、落札者決定基準、応募者提案様式集、契約書類)の作成②募集資料に対する質疑への対応、回答書の作成③事業者提案に係る審査支援(提案書の整理及び審査支援資料の作成、選定結果の公表資料作成)。
▽設計建設事業者選定(7・8年度)=募集資料(入札説明書、要求水準書、落札者決定基準、応募者提案様式集、契約書類)の作成②募集資料に対する質疑への対応、回答書の作成③事業者提案に審査支援(提案書の整理及び審査支援資料の作成、事業者選定に基づくVFMの算定、選定結果の公表資料作成)。
▽事業者選定委員会の運営支援(7・8・9年度)=事業者選定委員会(5回を想定)の運営について適切なアドバイスを行うとともに①選定委員会資料の作成②選定委員会の運営(必要資料の作成・提出、委員からの質疑への対応、応募者ヒアリング対応、議事録の作成等)。
▽契約締結に係る支援(8・9年度)=①契約等の締結(8年9月、9年12月)に係る支援(質疑への対応等)②PFI事業の経験を有する弁護士による支援。
▽照査(9年度)。
▽報告書作成(9年度)。