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幹線街路事務所 箱型函渠詳細設計等を 大安寺柏木線八条川付替工事
2025.5.2 県土マネジメント部
奈良県幹線街路整備事務所は、都市計画道路大安寺柏木線の道路拡幅に伴って付替が必要となる八条川について、令和7年度に箱型函渠詳細設計等を行うとともに、奈良市が管理する八条川を河川改修するためのアロケーション協議資料を作成する。
一般競争入札「(都)大安寺柏木線大安寺地区他八条川詳細設計委託((仮称)奈良IC周辺整備補助街路事業)第8―10―AG5―委―1号」を5月20日に開札して業務を委託する。業務場所は奈良市大安寺3丁目他。予定価格1749万円込、調査基準価格1404万7000円込。県庁の担当は県土マネジメント部道路建設課街路係(電話0742―27―8132)。
業務内容は▽一般構造物詳細設計=箱型函渠(3分割、合流桝A・B含む各1ヵ所)、プレキャストボックス1ヵ所、基礎工3ヵ所▽仮設構造物詳細設計=土留工(自立式)1基、覆工板1ヵ所▽道路予備設計・詳細設計=0・3㌔㍍。委託期間8年2月27日。
(都)大安寺柏木線は、一般県道京終停車場薬師寺線の一部区間であり、奈良市中心部における東西方向の幹線道路ネットワークの一翼を担っており、京奈和自動車道(大和北道路)及び西九条佐保線と一般国道24号を結び、奈良中心市街地へ円滑なアクセスを図ることを目的とした道路。事業延長820㍍幅員18㍍(2車線)の構造規格第4種第2級。設計速度40㌔㍍/時。計画交通量4100台/日、平成30年3月事業認可。事業費40億円。
京奈和自動車道(仮称)奈良ICや(都)西九条佐保線、JR関西本線高架化(事業期間は10年度末)及びJR新駅が整備されることにより、周辺の交通状況が大きく変化することが予想される。今回の業務で修正した図面・数量は、過年度に実施した道路と八条川の詳細設計を当該部分と差し替え、最新の図面・数量としてとりまとめる。
都市計画道路大安寺柏木線の整備に併せて奈良市管理の八条川を河川改修するためのアロケーション協議が必要となる。このアロケーションでは、複数の事業に係る工事を一体的に施工する場合に事業ごとに費用を配分する。今回は施工者である県が奈良市事業分の費用を負担金として徴収する。