一般記事
県こども家庭課 候補地選定へ規模検討 高田こども家庭相談センター移転
2025.4.10 県こども・女性局
奈良県地域創造部こども・女性局こども家庭課は、令和7年内に高田こども家庭相談センターの移転について複数の候補地選定に当たり候補地比較検討資料となる①与条件の整理(利用者の利便性や施設整備の経済性等)②施設規模③施設のゾーニングや配置計画④スケジュール等を定めて事業を進めていくための資料とし、その後に当該事業に基づいて基本計画策定を進めていく。
一般競争入札「高田こども家庭相談センター移転検討事業」を4月22日に開札して業務を委託する。委託期間9月30日。問合せ先は児童虐待対策係(電話0742―27―8605)。業務内容は次の通り。
【移転候補地の評価】
▽与条件の整理(利用者の利便性や施設整備の経済性等)=①移転候補地について現地状況を確認する②法令等の規制状況の把握・整理に係る調査及びこれら規制の要件を収集する。
▽移転候補地の評価=与条件の整理の結果に基づいて利便性や経済性などの比較検討項目について各候補地を評価する。
【施設整備概要の検討】
▽施設規模の検討=建物の機能性等に基づいて施設規模の検討を行う。
▽施設のゾーニングや配置計画=・計画条件に基づいて各候補地の建物等のゾーニング配置計画案を作成する。
▽整備スケジュール=計画条件に基づいて各候補地の整備スケジュール案を作成する。
【その他】
前項以外に提案者が提案する適地検討に関して必要または有益となる調査・分析・検討業務。
県が所管する一時保護所は中央こども家庭相談センターのみで、一時保護が必要な児童の増加に伴い一時保護所の入所定員が不足している。その状況のなか高田こども家庭相談センターは一時保護所を併設していないことに加え、施設の老朽化や職員の増加により執務室が狭小であることから、6年度に新設移転(一時保護所併設)を決定している。
現在の高田こども家庭相談センターの施設概要は大和高田市大中17―6の敷地1133・75平方㍍に延べ床面積620・65平方㍍(建築面積 389・27平方㍍)で14室。
一時保護所がある中央こども家庭相談センター(奈良市紀寺町833)は敷地約2300平方㍍に延べ床面積1572平方㍍(建築面積約400平方㍍)で児童相談部門17室と一時保護部門21室。