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県防災統括室 先行整備で造成設計 南部中核拠点ヘリパッドとアクセス
2025.4.10 県総務部
奈良県総務部知事公室防災統括室は、南部中核拠点(五條県有地)整整備基本計画の中間報告における先行整備計画を前提として各種法令の技術基準等を踏まえ、令和7年度上半期にヘリパッド及びヘリパッドにアクセスする通路の設計を行い、工事発注に必要な図面と数量計算書等を作成する。
一般競争入札「南部中核拠点先行整備造成実施設計業務第1―委―1号」を4月18日に開札して業務を委託する。業務場所は五條市阪合部新田町他。委託期間9月30日。担当は広域受援推進係(電話0742―27―8091)。業務内容は次の通り。
【計画準備】
▽業務計画の作成=業務の目的と過年度の検討内容及びその他関連事項を把握したうえで業務実施の方針及びスケジュールを検討し、業務計画書を立案作成する。
【詳細設計】
▽現地踏査=設計に必要な現地状況を把握するために行う。踏査では、先行整備計画におけるヘリパッド及びアクセスする通路の計画位置と排水系統等について確認する。
▽ヘリパッド設計=規模は中型ヘリコプターの離着陸を想定するとともに、造成範囲については大型ヘリの離着陸も想定して必要となる設計を行う。また、ヘリパッドの位置・標高・規模・構造等の設計に当たっては航空法(制限表面等)とその他関係基準に基づいて設計を行う。
▽道路平面・縦断設計=先行整備計画の平面・縦断線形等を検証のうえ提示する測量平面図と縦断図を用いて平面・縦断設計を行う。
▽道路横断設計=切土・盛土による造成を基本としつつ提示する横断測量図を用いて横断設計を行う。
▽構造物設計=必要となる構造物(例として擁壁、側溝、舗装、法面保護、集水桝等)の設計を行う。設計に当たっては設計に必要な構造計算と流量計算等を実施する。
▽仮設構造物設計=造成工事を行うに当たり必要となる仮設構造物(例として沈砂池、小堤等)の設計を行う。
▽施工計画検討=設計に基づいて工事の円滑な進行や安全の確保と周辺環境への配慮のため必要な施工計画を行う。
▽設計図作成
受注者は設計図(平面図、縦断図、標準横断図、横断図、詳細図)など工事発注に必要な図面を作成するとともに、工事発注に際して留意すべき設計条件等を図面に記載する(各種法令の許可申請等に必要な資料や図面の作成も含む)。
▽数量計算書作成。
▽照査。
▽報告書作成。