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紀伊山系 砂防・地すべり技術Cで 深層崩壊等対策技術整理検証

2025.3.28 近畿地方整備局

 近畿地方整備局紀伊山系砂防事務所は、簡易公募型プロポーザル「深層崩壊等対策技術整理検証業務」について一般財団法人砂防・地すべり技術センター(東京都千代田区平河町2丁目7番5号)と2368万3000円込(予定価格と同額)で契約を締結して委託、業務を進めている。
 業務は、紀伊半島において平成23年台風第12号により発生した大規模斜面崩壊・河道閉塞とその後に発生した、台風等による土砂移動実態に対して実施されてきた対策について工事記録としてとりまとめるとともに、紀伊半島における大規模斜面崩壊・河道閉塞対策のあり方について検証し、今後の大規模河道閉塞(天然ダム)対策資料をとりまとめることを目的とする。
主な業務内容は①計画準備1式②対策の経過整理1式③紀伊山系砂防事務所工事誌の更新1式④大規模斜面崩壊・河道閉塞に対する効果的な対策手法の検証1式⑤専門家への意見聴取1式⑥大規模河道閉塞(天然ダム)対策の考え方(案)の改定1式⑦報告書作成1式。委託期間8月29日。
技術提案書の提出希望者を公募したところ、申請期間内32者から入札説明書等のダウンロードがなされ、2者から参加表明書の提出があり、その参加資格を有する2者を技術提案書の提出者として選定し、提出された参加表明書及び技術提案書を評価した結果、100点満点中86・50点で砂防・地すべり技術センターの提案が総合的に優れており、適切な提案と認められたため契約の相手方としたもの。他の参加者は建設技術研究所。

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