一般記事
奈良公園事務所 施工計画を検討 大渕池公園西地区駐車場拡大など
2025.3.25 県地域デザイン推進局
奈良県奈良公園事務所は、県営大渕池公園西地区にある駐車場の区域拡大及びファミリー広場内の給水施設の改修を行うとともに、駐車場内の整備において発生した土砂を児童広場に搬出して児童広場の造成を行うことについて過去検討された既住資料を基に修正設計を行う。
県営大渕池公園は総合公園で、全体面積23・5㌶、うち西地区14・5㌶。業務対象となる区域は駐車場区域拡大がファミリー広場前駐車場周辺0・39㌶、給水施設改修が遊戯場周辺0・54㌶(平面図参照)。
一般競争入札「大渕池公園西地区駐車場他施工計画検討業務委託(補助都市計画公園事業(防災・安全交付金))712―委―1号」を4月8日に開札して業務を委託する。業務場所は奈良市大渕町。業務は施工計画検討業務1式。委託期間10月31日。予定価格1416万8000円込、調査基準価格1137万4000円込。業務内容は次の通り。
▽計画準備=業務実施に際しては内容を把握して業務を実施するため、公園管理図などの既住資料の把握及び施工箇所と工程計画及び作業体制等について検討したうえで、その業務内容についてとりまとめた業務計画書を作成する。
▽現地踏査=実施設計図面に反映させるため、対象区域の地形測量及び縦横断測量を行って現地の詳細を把握する。その他に現況の樹木や公園管理図を元に既存地下埋設施設等の公園施設も把握しておく。
▽詳細設計=検討結果に伴って必要な数量計算と図面の作成を行う
▽工事費算出=設計に基づいて数量をとりまとめ、数量算出要領に準拠した項目ごとに整理する。併せて概算工事費の算出・工程表の作成も行う。概算工事費を算出する際は見積書等の根拠資料を参考資料としてとりまとめる。駐車場で発生した土砂を児童広場に搬出し、児童広場の造成を行う費用も含めて概算工事費を算出する。
▽施工計画=計画工程表と施工順序と施工方法及び資材・部材の運搬計画並びに工事費積算に当たって必要な計画を記載した施工計画の作成を行う。なお、施工計画書には設計と不可分な施工上の留意点についてとりまとめを行って記載する。児童広場への搬出と児童広場の造成及び造成時の仮囲いを含めて施工計画を検討する。
▽施工ステップ検討=営繕工事や他の遊技場改修工事等を踏まえて施工ステップを検討する。
▽年次計画作成=営繕工事や他の遊技場改修工事等を踏まえて年次計画を作成する。
▽照査=検討・作成された当該業務内容に問題・齟齬がないかを確認するため①方針決定②実施設計時の図面作成及び数量計算作成③ 報告書作成―の際に照査を実施する。
▽報告書作成=業務内容及び作成資料をとりまとめた報告書を作成するとともに、設計業務の成果として①設計条件②設計内容の決定経緯と理由及び主な根拠③主要断面・平面図と主要施設の数量④工事施工に当たっての留意事項⑤工事費算定の根拠となる資料―の項目について概略をとりまとめた設計概要書(記述内容A4版、図面等A3版を基本とする)を作成する。