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無償貸付を希望する意見など 旧御杖小学校の利活用調査
2025.3.4 御杖村
御杖村は、旧御杖小学校の利活用に係るサウンディング型市場調査の結果を公表した。
同小学校の利活用については、令和7年度に事業者の募集を目指しており、利活用事業者の選定は現時点では4月に公募。9月以降に、事業者の選定や基本協定・契約の締結を予定している。
旧御杖小学校は3年8月に小学校・中学校の校舎統合により閉校した小学校。体育館を中心に螺旋状かつ放射状に教室などが配置されている、屋根にはテント膜を用いた非常に珍しい円形のドーム型校舎が特徴。大字菅野47番地に位置し、校舎・体育館はRC造2階建床面積4531平方㍍、屋外プールはステンレス製水面積375平方㍍。6年度には屋外運動場内にドクターヘリポートを整備予定で校舎は避難所、屋外運動場が緊急避難場所に指定されている。
今回の調査にて、実施可能な利活用方法や利活用事業内容に関しては、ビジネスモデルとしては円形校舎の特徴を活かした集客施設とする意見があった。また、売却・賃貸等契約の条件や利活用事業方式については、無償貸付を希望する意見があり、期間は最短で5年。利活用事業が軌道に乗れば貸付期間を更新する契約が望まれている。
このほか、施設改修にあたり施設改修にあたり、国等の廃校利用関係補助金を活用しようとする場合、 交付対象者は基本的には自治体となっていることから、これらの補助申請において同村の協力を求める意見があった。