奈良県産業部産業創造課は、１２月２７日まで募集していた御所ＩＣ工業団地のうち第１期分譲の「御所東高校跡」に応募がなかったことから、令和７年度中（詳細時期未定）をメドに企業再募集の開始を予定、対象とする事業者へ対象地等をＰＲする資料を送付することにより早期に企業に分譲を図ることにしている。
公募型プロポーザルを適用して２月２１日に公告した「令和７年度御所ＩＣ工業団地ＰＲ業務委託」に係る参加表明書を３月７日まで、技術提案書を３月１７日まで受け付ける。技術提案書についてのヒアリングを３月下旬に実施し、提出された参加表明書・技術提案書・参考見積及びヒアリングを基に審査基準（合計１００点）に基づき審査会により審査し、最優秀提案者を受託業者として特定する。
参加資格は▽物品購入等に係る競争入札の参加資格等に関する規程「検査・分析・調査業務」に登録資格を有する者であること▽平成３１年４月１日～公告日に国または地方公共団体と種類及び規模をほぼ同じくする契約を締結して誠実に履行した者であること―など。担当は産業用地創出支援係（電話０７４２―２７―８８１９）。
業務対象は①対象地に立地する見込みのある製造業の企業②県では７年度より対象地において県と土地売買契約を締結した企業を県に紹介した者を対象とした「仲介手数料」制度の導入を予定しており、この制度の対象となり得る宅地建物取引業者等。
業務内容は①ＰＲ資料の作成②製造業の企業へ向けたＰＲ兼アンケート調査＝調査対象企業３０００社以上に郵送により調査③企業情報の提供④宅建業者等へ向けたＰＲ＝５０００社以上。業務量の目安は４９９万９５円込を限度とする。委託期間８年３月２７日。
昨年３月に開始した御所ＩＣ工業団地のうち第１期分譲の「御所東高校跡」の募集は、中南和地域の振興・通勤圏内での雇用機会の創出を目的に県が事業主体となって造成・分譲を行う「御所ＩＣ工業団地」を整備中で、このうち御所東高校跡地を第１期として分譲を行うもの。地域への経済波及効果が期待され、また、脱炭素に先進的に取り組む企業を選定する。
　御所ＩＣ工業団地は御所市大字北十三、南十三、出屋敷の分譲面積等４区画約８㌶。用途地域はＡ工業地域、Ｂ（御所東高校跡地）準工業地域。このうち御所東高校跡地は大字南十三１５番１の面積（計画）１万６２０１・５０平方㍍。売買価格は７億５１７４万９６００円が最低価格。
　募集の対象業種は「製造業」で、立地可能施設は工場その他「御所ＩＣ北地区地区計画」に適合したもの。土地の引渡日から１年以内に着工及び着工から３年以内に操業を開始、土地の引渡日から１０年は操業を継続する必要がある。