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鹿島建設が技術協力者 国道169号上池原トンネル他 本建設工事150億円込想定

2025.2.13 近畿地方整備局

 近畿地方整備局は、「国道169号上池原トンネル他工事」「国道169号上池原トンネル他工事に係る技術協力業務」のWTO適用の総価契約単価合意方式公募型プロポーザルのうち技術協力業務について、鹿島建設関西支店(大阪市中央区城見)と946万円込(予定価格969万1000円込)で契約を締結して委託した。
 提出された技術提案書を審査した結果、技術提案交渉方式を適用した当該業務の事業目的達成のため、最も有効な技術力を備えていると判断し、優先交渉権者として選定したもの。特定に当たっては業務を遂行するために必要な「技術協力業務に関する提案」「主たる事業課題に関する提案」「リスクを想定した現場管理における提案能力」において総合的に最も優れた提案が行われていた。特にこの工事は災害復旧工事であり、その工期短縮の効果がもたらす技術が極めて重要なところ、同社は「主たる事業課題に関する提案」においてトンネル掘削に関する独自の技術の提案をもって、最も工期を短縮した優れた提案が行われていた。
 この案件は技術協力・施工タイプの対象工事であり、優先交渉権者(技術評価点が最も高い者)として選定された者と技術協力業務の委託契約を締結した後、同局と優先交渉権者との間で工事価格等の交渉を実施し、交渉が成立した場合に本建設工事の契約を締結する。
 工事場所は下北山村前鬼~上池原。工事内容は▽技術協力業務=設計計画1式、現地踏査1式、本体工設計1式、施工計画・仮設備計画1式。予定工期(業務完了日)3月31日▽本建設工事=工事延長2870㍍、道路トンネル(NATM)(標準部内空断面積53平方㍍)、掘削2778㍍、覆工2778㍍、坑門工2基、仮設工1式。予定工期契約締結日の翌日~11年3月31日。参考額は、本建設工事に先立って実施する技術協力業務900万円込程度、本建設工事150億円込程度を想定している。

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