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県立病院機構 法隆寺駅南側で測量 県西和医療センター移転再整備 1・4㌶対象に用地測量
2024.12.5 独立行政法人
地方独立行政法人奈良県立病院機構法人本部事務局は、一般競争入札「JR法隆寺駅南側地区測量業務その2委―2―2号」を12月13日に開札して業務を委託する。業務場所は斑鳩町興留。業務は県西和医療センターの移転・再整備のための調査・検討に関して必要な測量を行うことを目的とするもので、土地取得のために筆界を確定させる用地測量1・4㌶。委託期間7年3月31日。
すでに測量(現況、縦横断)を実施して平面図と断面図により調査・検討に必要な基礎資料として地図を作成する「JR法隆寺駅南側地区測量業務委―2―1号」を天理技研に委託して業務を進めている。業務内容は用地測量5・8㌶、委託期間7年2月28日。
令和6年度当初予算には、病院マネジメント課が新西和医療センター整備基本計画策定事業として2400万円を計上、JR法隆寺駅南側地区への移転建替に向けて整備基本計画策定のための調査を行うとしている。担当は法人経営課総務企画係(電話0742―81―3400)。
県福祉医療部医療政策局病院マネジメント課では、西和医療センターの移転候補地をJR法隆寺駅南側地区(斑鳩町)に決定したことから、令和5年度までに検討を行った基本構想及び基本計画骨子案を踏まえて「新西和医療センター整備基本計画」を、長大奈良事務所(三郷町立野南2―10―17)に委託して今年内に策定することにしている。
西和医療センターは、施設の老朽化や耐震性が低いことから、早期の移転・再整備を推進することとしており、長大奈良事務所に委託して4年8月に「新西和医療センター整備基本構想」を策定した。5年度は移転候補地の再検討を行ってJR法隆寺駅南側地区(斑鳩町)に決定するとともに、診療規模及び事業収支計画等の検討を行い、新西和医療センター整備基本計画骨子案を策定した。候補地はJR法隆寺駅といかるがホールの中間に当たる斑鳩町興留9丁目・10丁目の農地約5㌶で、移転用地は約3㌶。JR法隆寺駅は利便性が高く駅から病院へのアクセスも良い。
長大で進めている業務は、5年度までに検討を行った基本構想及び基本計画骨子案を踏まえて①運用計画の策定②設計与条件等の整理・策定③事業収支計画の修正④都市計画の変更手続きに係る検討資料の作成を行い、「新西和医療センター整備基本計画」の策定支援を目的としている。担当は西和医療センター建設準備支援係(電話0742―27―8682)。
既存の病院施設の状況は、三郷町三室1丁目14番16号の敷地面積1万9744平方㍍(うち借地2271平方㍍)に昭和53年12月竣工の本館・南病棟SRC造地下1階地上6階建延べ面積1万8863平方㍍、事務棟RC造3階建延べ面積1325平方㍍、その他延べ面積1652平方㍍の計2万1840平方㍍。28診療科で一般病床300床。常勤職員数(3年3月現在)で医師70名と看護師・助産師299名など計542名。
この業務では基本計画骨子案等を踏まえて次の各項目を設定・作成するために必要な調査・分析・協議を行い、基本計画の策定支援を行う。現西和医療センターにおける医療提供の実態を把握するため必要に応じて現場調査や現場ヒアリングを実施する。委託期間12月27日。(吹上)