橿原市は公募型プロポーザルにて「橿原市総合交通戦略作成業務委託」を公告した。参加表明書の提出が12月11日まで、提出意思確認書の提出期限が７年１月15日、企画提案書の提出期限が７年１月22日、ヒアリングを２月上旬頃に実施し２月下旬に契約を締結する予定。見積限度額は１１００万円込、委託期間は７年３月31日。
　参加資格は▽土木コンサル「都市計画及び地方計画」及び「道路」部門に登録されている者▽破産手続開始の申し立て、更生手続または民事再生法の規定に基づく更生・再生手続の開始の申立てをしていない者または申立てがなされていない者▽同種業務または類似業務の元請実績を有していること（過去10年以内に完了した契約金額５００万円以上の業務が対象）―など。担当は市街地整備課（電話０７４４―４７―２６６２）。
　同市内外の移動については鉄道（13駅）や路線バス（13路線）、一般タクシー（４社）の民間事業者に加え同市が運行主体となるコミュニティバス（１路線）によるサービスが提供されている。しかし、鉄道・バスによる人口カバー率が低い地域が存在している状況。また、南北方向・東西方向に幹線道路が整備され、道路ネットワークが充実していることからマイカーへの依存度が高く、一部では慢性的に渋滞を発生している状況。
様々な交通課題がある中で、将来ビジョン「はじまりから未来へ、つながりきらめくまち かしはら」を実現するためには、より一層まちづくりと一体となった都市交通施策の展開が求められている。また、同市の中心部に立地する奈良県立医科大学は既存の鉄道駅から遠く、自動車による来訪が多く周辺道路の渋滞を誘発している。