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県道路建設課 4月14日に仮線へ切換 JR関西本線現在線部の高架化 切換後は高架工事に着手
2024.2.29 県土マネジメント部
奈良県県土マネジメント部道路建設課は、JR関西本線の高架工事を行うための仮線(東側)への切換工事を4月12日~14日早朝に行い、4月14日始発列車から仮線での運行を開始する―と公表した。
切換工事により一部の列車運休や各踏切での通行止が発生する。工事完了後の4月14日の始発列車より列車の走行する線路が変更となり、大安寺踏切と中八条踏切については踏切位置も変更となる。仮線への切換後は現在線部の高架工事を進める。
県では、京奈和自動車道の整備に合わせて都市計画道路西九条佐保線等の道路整備を推進し、さらに踏切による交通渋滞と踏切事故及び地域分断の解消
を目的としてJR関西本線(奈良市大森町~八条4丁目)の高架化事業を令和3年から西日本旅客鉄道と協働で進めているもの。担当は街路係(電話0742―27―8132)。連絡先は事業に関する内容が都市計画事業施行者の県幹線街路整備事務所(電話0742―20―4594)、工事に関する内容が発注者のJR西日本大阪工事所(電話070―1225―6510)。
県は、現在整備中の大和北道路(仮称)奈良ICから奈良市中心市街地を結ぶアクセス道路として整備する都市計画道路「西九条佐保線」の事業と、JR関西本線化並びに新駅の設置を進めている。令和2年度「奈良県公共事業評価監視委員会」(12月開催)時点での各事業概要は次の通り。
▽都市計画道路西九条佐保線=(仮称)奈良IC~都市計画道路大森高畑線(平成28年7月事業認可)1533㍍、都市計画道路大森高畑線~大宮通り(平成25年10月事業認可)479㍍、幅員23㍍(4車線)の構造規格第4種第1級。設計速度40㌔㍍/h。事業費248億円。
▽都市計画道路大安寺柏木線(奈良市大安寺~柏木町)=事業延長820㍍幅員18㍍(2車線)の構造規格第4種第2級。設計速度40㌔㍍/h。平成30年3月事業認可。事業費40億円。
▽JR関西本線高架(奈良市大森町~八条4丁目)=事業延長1880㍍幅員9㍍。除却踏切は4ヵ所(大安寺、南大安寺、八条、中八条)。平成28年7月事業認可。事業費155億円。