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県平城宮跡事業推進室 5年度以降に着手へ 「歴史体験学習館」整備工事 令和7年度中の完成めざす 施設本体約2300平方㍍ サンコーコンサルで造成設計
2022.9.15 県地域デザイン推進局
奈良県土マネジメント部地域デザイン推進局平城宮跡事業推進室は、令和7年度中の完成をめざしている平城宮跡歴史公園朱雀大路東側地区歴史体験学習館について、5年度以降に整備工事に着手するため4年度に計画地の造成設計を行う。用地買収が2件残っており、今年度内の取得をめざす。
県奈良公園事務所が開札した一般競争入札「平城宮跡歴史公園朱雀大路東側地区公園施設実施設計業務委託(平城宮跡の利活用推進事業(東側地区・社会資本整備総合交付金)他)繰932―委―3他号」を落札したサンコーコンサルタントに業務を委託した。
業務場所は奈良市二条大路南3丁目。業務概要は公園施設実施設計1式。委託期間5年3月24日。3年度末に2度に亘って体験学習館造成設計業務として一般競争入札により事業者を公募したものの、入札申込者がなく中止としていたもので、今回は公園施設実施設計に名称を変更して造成設計を行う。担当の電話0742―22―0375。
平城宮跡歴史公園の拠点ゾーンは、国土交通省と奈良県の連携によって整備を進めており、朱雀大路西側地区については国土交通省整備の施設と併せ30年3月24日に拠点ゾーン「朱雀門ひろば」として開園した。
県では、「朱雀門ひろば」の一体的な賑わいの創出に向け、今回の業務の対象である朱雀大路東側地区に整備する歴史体験学習館について、30年度から奈良県附属機関の「平城宮跡歴史公園歴史体験学習館の整備に関する検討委員会」を設け、整備計画として策定した。
業務は、5年度以降に整備工事に着手するため歴史体験学習館を整備する計画地の造成設計を4年度に行うもの。対象地は住宅地を用地買収して確保した場所。今後、一次造成→建築→二次造成の順に整備する予定で、今回の業務は一次造成と二次造成を対象に歴史体験学習館の整備コンセプトである「奈良時代を今に感じる歴史・文化体験と交流の舞台」にふさわしい公園施設実施設計を行う。
業務内容は▽設計計画▽一次・二次造成設計=一次造成設計で与条件の把握・現地踏査・資料収集を行い、一次・二次とも造成設計(平城宮いざない館隣接地と一体となった造成整備、市道中部第253号線一部廃止に伴う車両動線の確保など整備内容)の検討、造成設計図の作成、数量計算、概算工事費の算出。 (吹上)