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建設技術研究所に委託 曽我川(御所市古瀬)河川設計 河道改修方針の検討と設計 230㍍対象に護岸設計を

2024.11.7 県高田土木事務所

 奈良県高田土木事務所は、一般競争入札「曽我川河川設計業務委託(緊急自然災害防止対策事業債対象事業(臨時・特別))第T―430―委2号」を開札、落札した建設技術研究所奈良事務所(奈良市西大寺南町16―19フロンティアビル)に業務を委託した。業務場所は御所市古瀬。業務概要は河川設計業務1式。委託期間7年3月26日。
これは、御所市古瀬で曽我川の対象区間において河道の流下能力の向上と浸水を防止するため、令和6年度に河川整備計画(対象区間より下流に整備区間の設定がある)との整合性及び下流への影響を考慮したうえで、地元条件・要望や周辺環境等を踏まえつつ、河道改修方針の検討・整理及び河川設計を行うもの。
 対象は対策検討(河道改修方針の検討・整理及び河川設計)が延長230㍍(図参照)、不等流計算が11ヵ所。本庁の担当は県土マネジメント部河川整備課河川整備係(電話0742―27―7507)。業務内容は次の通り。
▽計画準備=業務計画書を作成する。
▽現地踏査=現況施設の状況、予定地周辺の河川状況、地形・地質、近接構造物及び土地利用状況・河川の利用形態等を把握し、併せて工事用道路と施工ヤードの施工観点から現地状況を把握して整理する。
▽基本事項・設計条件の整理=河川整備計画との整合性を考慮することに加え、対象箇所の整備計画流量を採用するか否かを検証するため、既往成果等の資料収集・整理、河川整備計画の確率規模の設定・流量計算の根拠等の把握、既往災害実績の超過確率規模と整備計画流量の対比を行い、基本事項・設計条件を整理する。
▽河道改修方針の検討・整理=①不等流計算を実施して現況流下能力を確認する②改修断面の流下能力と道路橋への影響及び流入水路の処理を考慮しながら河道改修、固定堰の撤去・改修、落差工の撤去、低水路整備、パラペット整備、堆積土砂対策、暫定対策等を総合的に検討した対策方法案(概略図の作成と概算工事費の算出を含む)を作成して比較を行う③対策による下流への影響を検討する。
▽護岸設計=河道改修方針に基づき護岸設計を行う①想定される整備方法を複数立案して施工性・安全性・経済性等の観点から基本ケースの最良案を選定する②最良案について計画平面図・計画縦断図・標準構造図・標準横断図及び付帯工構造図等を作成する③護岸整備及び付帯工事の施工計画(案)を複数立案して比較検討を行う④施工性・安全性・経済性等の観点から総合的に施工計画(案)を評価する⑤設計内容を考察して妥当性をまとめる。
▽協議資料の作成=地元住民及び関係機関への計画説明を行う際の協議図面と資料を作成する。
▽照査。
▽報告書とりまとめ作成。
▽地元住民・関係機関への計画説明を行う際の補助。

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