一般記事

奈良県建築士会 令和5年新年大交歓会

2023.2.2 団体

コロナ禍で3年ぶりの開催

 奈良県建築士会(米村博昭会長)の令和5年新年大交歓会が1月27日、奈良市法蓮町のホテルリガーレ春日野:飛鳥の間で開かれた。
 3年ぶりの開催となる新年大交歓会は、コロナ禍が終息を見ない現状を考慮し、参加は会員のみとした。会長の挨拶に続き、令和4年度の受賞者紹介や各支部の活動報告などを行った後、歓談となり参加者らは交流を図った。
 〈以上①面に掲載〉

 〈これより⑧面に掲載〉
SDGsに独自の目標を設定
建築の枠にとどまらず地域に貢献
「(場)を生むデザイン賞」のスタートなどを報告

 奈良県建築士会の新年大交歓会が、3年ぶりに開催された。(①面参照)会合には会員のほか、参与会員、賛助会員ら約50人が参加した。
 冒頭米村会長は、「建築士会としても取り組んでいるSDGsには17のゴールが示されているが、建築士会では新たに2項目の目標を加え、19項目の『建築士SDGs行動指針』
を案として設定したい」と、新たに、「建築文化」「少子高齢化・労働人口減少社会への対応」を加えることを示し、「今後は、この19の目標を踏まえながら建築士会の活動を進めてまいりたい。」と挨拶した。続いて令和4年度の国土交通大臣表彰の竹村繁喜氏日本建築士会連合会長表彰の峠政和氏、上平久居氏が紹介され、峠氏が「受賞は皆様の推薦のおかげ、これからもよろしくお付き合いいただきたい」と挨拶した。
 活動報告では、長年にわたり、優れた建築物を表彰してきた「奈良県景観デザイン賞」
のコンセプトを、時代の変化に伴い、「建築と言う枠にとどまることなく、地域の人々の活動と、建築によって生まれる(場)に焦点を当てた「(場)を生むデザイン賞」として新たにスタートしたことを報告し、第1回の受賞作を紹介した。
 また、昨年6月に「なら歴史芸術文化村」において開催された「日本青年会議所第50回奈良ブロック大会」で天理支部が行った、大工道具体験のブース出展。住まいまちづくり委員会の歴史的建造物の掘り起こし、再興・再生・保存・活用といった取り組みや、景観まちづくり部会をはじめとした6つの部会の活動。生駒支部の生駒市空き家対策事業「恋文不動産」へのアドバイザーとしての参加などが紹介された。
 懇親会に入り、覀峯隆司副会長が「多方面にわたり幅広く活動する建築士会になってきた。これからも良きまちづくりに建築士会が貢献できるよう頑張っていきたい」と述べ、乾杯の音頭を取った。
 歓談の時間に入り、参与会員、賛助会員の紹介が行われると共に、参加者たちはそれぞれ交流を深めた。
 最後に、中尾七隆副会長が、同会での活動と新年大交歓会への参加への感謝を述べ、同会を締め括った。

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