一般記事
奈良建設業会 令和4年度研修会
2022.12.20 団体
「ビジネスチャットツール」の紹介
奈良建設業会(小林伸嘉会長)は去る16日、ホテル日航奈良(奈良市三条本町)にて「令和4年度研修会」を開催した。同会の役員と会員、各社の社員を含む約40名が参加し、尾田組尾田安信代表取締役社長と山上組山上武宏代表取締役をプレゼンターに「ビジネスチャットツール」をテーマとして講習が行われた。
〈以上①面に掲載、これより⑧面に掲載〉
「ビジネスチャットツール」の活用へ
導入への判断材料として3つの事例を挙げる
去る16日、奈良建設業会の令和4年度研修会がホテル日航奈良で開催された。(①面参照)
冒頭、小林会長は、年末の多忙な中での参加に感謝の意を表し、「コロナ禍でリモートワークが盛んになり、デジタルツールの導入が促進される中、「ビジネスチャットツール」をコミュニケションツールとして、より身近に感じていただくきっかけになれば」と、今回の研修会の意義を語り、プレゼンターを務めた尾田安信氏と山上武宏氏の労をねぎらった。
研修委員長を務めた尾田氏は「事務局から会合時などの出欠を含むやりとりについて改善できないか、と問われ、ビジネスチャットツールを導入してはどうか、と言う意見が出たのがきっかけ。実際に仕事で活用していることから皆様に紹介することで、より良いものになれば」と経緯を述べた。また、今回の研修が外部から講師を招くのではなく、会員のプレゼンと言う形で行われること、サービスを提供する側ではなく、受ける側としての率直な意見であることを述べ、「この研修会を有意義なものにしていただきたい」と趣旨説明を締め括った。
プレゼンは、山上氏による「ラインワークス」について、尾田氏による「チャットワーク」について、再び山上氏が「イーデスク3」について―で行われ、導入の経緯やそれぞれの特徴、通常のチャットなどとの差異、セキュリティーなどについて解説、そのメリット・デメリット、活用法の可能性などについて掘り下げられた。
その中で、山上氏は「LINEと基本的な使用方法が同じなのでLINEユーザーにとっては扱いやすい。グループLINEにはない「既読」「未読」の一覧がでる」などのメリットを挙げ、アンケート機能による安否確認やグループ(全社員)
連絡で使用していることを紹介。
尾田氏は「業務効率化・生産性向上に加え、コミュニケーションの取りやすさと情報を共有しやすい」などのビジネスチャットのメリットを挙げ、社内の報連相、営業管理、現場管理、安全管理での使用方法を紹介した。
それぞれのプレゼン終了後に質問の時間が設けられ、既存のLINEなどとの連携についてなどの質問が飛び交い、参加者は他社の活用事例に触れ、大いに刺激になったようだ。