一般記事
奈良国道 「国道24号他奈良バイパス他電線共同溝工事」
2022.8.30 近畿地方整備局
奈良県緑化土木協同組合が施工を担当
近畿地方整備局奈良国道事務所は、「国道24号他奈良バイパス他電線共同溝工事」を進めている。
同事務所は、「安全で快適な道路空間を確保し、景観の向上、高度情報化社会への対応を見込んで、電線類の地中化を図る」として、電線共同溝の整備を進めており、「国道24号他奈良バイパス他電線共同溝工事」は、事業全体での整備延長が、奈良市~大和郡山市間、14・2㌔㍍で、現在、奈良市の三条大路2丁目交差点から南へ約600㍍の区間を、奈良県緑化土木協同組合の施工で推進している。
工事概要は、道路土工、開削土工、電線共同溝工、舗装工、構造物撤去工、舗装版撤去工、仮設工、排水構造物工、縁石工、区画線工、道路植栽工。試掘などをおこなった後、8月16日より桝の設置に取りかかっており、8月26日現在で、18ヵ所中7ヵ所の設置を終え、進捗率は約20%となっている。
「電線共同溝」の整備を進めることで、道路の地下空間を利用して光ファイバーや電力線をまとめて収容して情報通信ネットワークを形成するとともに、電線類の地中化で電柱の除去、歩道や緑地の確保、路上工事をなくし、渋滞の緩和を図るなどの効果が期待されている。また、既存の電柱を除去することで、地震などの災害時において、電柱の倒壊による交通の障害などの2次被害の削減につながり、避難路や緊急輸送路、ライフラインの確保等、防災機能の向上も期待される。
同事務所は、安全で快適な通行空間の確保、都市景観の向上、都市災害の防止等の観点から、無電柱化を推進してゆく方針で、国道24号、国道25号を中心に電線共同溝工事を進めている。