一般記事
宇陀土木 主要地方道榛原菟田野御杖線車谷橋他橋梁補修工事
2022.7.28 県宇陀土木事務所
3橋の補修を推進
設計・西播設計、CTIウイング、間瀬コンサルタント
施工は清須組が担当
橋梁の長寿命化を促進
奈良県宇陀土木事務所は、「主要地方道榛原菟田野御杖線車谷橋他橋梁補修工事」として、無名橋・車谷橋・常盤橋の3橋の補修を進めている。
車谷橋は、宇陀市菟田野上芳野の榛原菟田野御杖線が芳野川に、常盤橋は東吉野村三尾の大又小川線、旧四郷小学校付近で四郷川に架かる橋梁で、榛原赤埴の栂坂バイパスに埋設されたボックスカルバート構造の橋梁と共に、5年ごとの法定点検で補修が必要と判断されたため、今回補修工事が行われることとなった。
工事概要は、工事延長42・3㍍、断面修復工1・2立方㍍、橋面防水工185平方㍍、伸縮装置設置工28㍍。設計は西播設計、CTIウイング、間瀬コンサルタントが、施工を清須組が担当している。
工期は8月末で、車谷橋は、橋梁自体の工事は5月末に終了し、舗装などの周辺の整備まで含め6月中旬に完成。無名橋は7月中旬に完成している。施工中の常盤橋の進捗率は、7月26日現在、約70%となっている。
県内には、国や、市町村管理のものも含め、現在1万橋以上の道路橋が存在し、これらの多くは、高度経済成長期の1950年代後半から1970年代前半に建設されたもので、建設後50年を経過することで想定していなかった劣化・損傷の危険性が高まっており、維持管理コストの増加も懸念されている。
県では、安全・安心な道路ネットワークの確保と橋梁の維持管理コストの縮減を図るため、従来の「事後保全」型維持管理から転換を図り、「予防保全」型維持管理を徹底していく方針だ。