一般記事

4月に県立宇陀高校が開校 大宇陀高校の改築すすむ

2022.2.1 県教育委員会

大宇陀高校(宇陀市大宇陀迫間、長谷川元祥校長)は、令和4年度(令和4年4月)に榛生昇陽高校と統合し、奈良県立宇陀高校が開校する。
奈良県では多数の県立高校が統廃合され、第一次再編(平成16年度~19年度)では畝傍と耳成が統合し県立畝傍高校、郡山と城内が統合し県立郡山高校、上牧と信貴ケ丘が統合し県立西和清陵高校など、統廃合により11校の新設高校が開校、2校が校名変更、1校が閉校した。第二次再編(令和2年度~同5年度)では、県立国際高等学校と県立大学附属高校2校の新設校が、大淀と吉野が統合し県立奈良南高校、大宇陀と榛原昇陽が統合し県立宇陀高校2校の再編や校名変更・閉校など、適正化の実施を進めている。
県立大宇陀高校は、大正12年4月創立の「奈良県立宇陀中学校」(旧制中学校)を前身とする。昭和23年4月の学制改革により新制高等学校となった。当初男子校であったが、同年9月の再編で「奈良県立大宇陀高等学校」に改称し、男女共学となった。今年で創立99周年を迎える歴史と伝統ある県立高校である。
同校は、4月から「県立宇陀高校大宇陀学舎」となり、「こども・福祉科」の2・3年生が学ぶことになっている。
大宇陀学舎となる同校では現在、校舎の改築工事を進めている。RC造3階建て北棟の特別教室棟の改修と中央棟・南棟を解体し、RC造3階建て、延床面積3015・28平方㍍の管理特別教室棟の新築の他、エレベーター新設や屋外トイレS造平屋建て新築などの整備を進めている。令和4年7月には、創設当時に似た八角塔がそびえる校舎が完成する予定である。

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