民間情報

DMG森精機 本社を7月にJR奈良駅前の奈良商品開発センタに移転

2022.3.28 カテゴリ(民間情報)

DMG森精機はこのほど、7月1日に本社を愛知県(名古屋市中村区)から創業地の奈良県に移転すると発表した。JR奈良駅前に建設中の先端技術開発拠点「奈良商品開発センタ(PDC)」の開設を機に本社機能を移す。7月以降は既存の東京グローバルヘッドクォータ(東京都江東区)と奈良の2本社制となる。
同社は、昭和23年に大和郡山市で創業し、平成16年まで同地に本社を構えていた。本社移転後も奈良事業所として主に小型工作機械の生産拠点などで活用。今後は国内の工作機械生産は伊賀事業所(三重県伊賀市)に集約させ、令和6年中に奈良は自動化ソリューションの組み立て・調整拠点にする予定。
建設中の奈良商品開発センタ(既報)は、JR奈良駅に近接する交通至便地な隣地、奈良市三条本町1002番地2他、敷地面積3624・65平方㍍、建築面積2401・44平方㍍、延床面積1万2732・36平方㍍、地上6階地下1階建て(高さ約40㍍)のビルを建設する。施工を淺沼組(奈良営業所)、設計は服部建築事務所(大阪市)、建築のデザインは建築家の隈研吾氏が担当。
現在、外観はほぼ完成に近い。メインエントランス付近は巨大な『木の箱』が持ち上がった様な大胆な構造が目を引く。今月内には古都奈良と調和した建築が完成する運びだ。

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