奈良県県土マネジメント部まちづくり推進局建築安全課は、令和７年度秋季の「建築物防災週間」に、防災査察を８月３０日～９月５日に不特定多数が利用する建築物のうち定期報告書が未提出であるもの等６件の建築物で建築安全課８名と各土木事務所６名により実施した。
このうち４件において▼集会場２件で非常用照明の設置が不適切、物品等により防火シャッターの閉鎖が適切にできない等▼旅館２件で物品等により屋外への出口（避難出口）が避難時に通行できない等―で建築基準法等の規定について指摘、是正指導を行った。今後、対象建築物の所有者等に対して指摘事項を再度文書で通知し、早期是正を指導していく。
　「建築物防災週間」は、建築物に関連する防災知識の普及や防災関係法令・制度の周知徹底を図り、建築物の防災対策の推進に寄与することを目的として、昭和３５年以来毎年２回実施しているもの。担当は監察・盛土対応係（電話０７４２―２７―７５６４）。